フェイスブックに、ツイッター、インスタグラム…
SNSがものすごい勢いで時代を飲み込んでしまいました。今ではSNSを無視したマーケティングは、考えられませんね。
誰もが「いいね!」や「シェア」を求めて毎日を過ごしているように感じます。
そういう私もその一人。
あなたはどうですか?
もくじ
マーケットも時代に合わせて成長、成熟していくことを知っていますか?
今回は、マズローの5段階欲求を軸に、マーケットの状況について考えてみたいと思います。
この記事で伝えたいこと。
◯今のマーケットの状況が見える。
◯今ある「モノ」や「サービス」にどんな価値を付加すれば良いのか、そのヒントが見つかる。
◯現状の農産物や生産方法をマーケットに適応させるアイデアが見つかる。
類似品はもう要らない。
成熟したマーケットでは、単純な「モノ」や「サービス」はもう売れないようになってきました。。私たちはそんな時代に生きています。
なぜそう言い切れるのか、というと
現在、消費者が抱えるほぼ全てのニーズ・欲求は、ありとあらゆる形で満たされている。そんな状況を目にするからです。
少し考えてみてください。
身の回りにある全ての「モノ」や「コト」は生活する上で必ずしも必要なものばかりではありませんよね。
食品、家電製品、洋服、文房具、車、傘…
どの製品も似たような機能で、本当は必要のないものばかりです。
農産物もまさにその典型ですね。
どこで、何を買おうがそのもの自体に大きな違いはないので、自ずと「安いもの」「きれいなもの」を手に取るのが消費者の正直な心理でしょう。「有機JAS」の農産物も現在では価格競争の波に飲み込まれて一般農産物との競争優位性は無いに等しいレベルまで落ち込んでいます。
でもまだ諦めないでください。
単純にこれまで通りの「モノ」や「サービス」を商品として提供するのではなく、時代に合わせた形で、「価値を示すこと」さえできれば、その商品は独自の路線で売り上げを伸ばすことができるはずです。
マズローの5段階欲求とは?
マズローの5段階欲求とは、人間の欲求のレベルを5段階に分けて、その一つが満たされるごとに、より高度で次元の高い上位の欲求へと推移していく。という心理学的な統計の分布を示したモデルです。
「限られたお金や資源を何に使うか」を考えるとイメージしやすいかもしれません。
それでは、ひとつづつ見ていきましょう。
「生理的欲求」
食欲、睡眠欲、衛生環境や衣食住の充実といった生きていく上で最低限必要なものに対する欲求を言います。
世界に点在するスラムでの生活では、明日の食べ物のこと、寝る場所のことを最優先に考えて生活しています。
彼らは、空腹を満たすことが最も優先されるべき選択で、誰かのためにとか、世の中を変えるなどと考える余裕はありません。
「安全欲求」
空腹が満たされ、明日の食べ物に頭を悩ませることがなくなれば、次にやってくる欲求は将来への安全を確保したいという欲求です。治安が悪くいつもどこかで事件が起こっているような地域では、まだまだ命の保証の為にお金や労力を使わざるを得ない状況です。
「社会的欲求・帰属欲求」
食べるもの、衣食住、生命の安全が保証された後は自己の存在を社会の一員として、会社やコミュニティに所属して安心したいという欲求が生まれてきます。
昭和初期、高度経済成長期の日本社会がこの段階にあったと考えられます。「みんなと一緒」という安心感はやはり強い動機になりますね。
「承認欲求」
日本を含めた先進諸国は、今まさにここにいる状況です。冒頭で話したSNSの波もこの承認欲求を満たしたい多くの人が世界中の人と繋がり、「私はここにいる!」「私をもっと見て!」と情報発信をすることができるようになりました。かなり高度な欲求になってきましたね。
「認められたい」そのために私たちは多くの時間とエネルギーを使っています。
「自己実現欲求」
最後は、社会的な地位やコミュニティでの活動を経て至る高次元の欲求です。世の中のために自分が為すべきことはなんなのか、誰かのために、世界のために。
それこそが自分のためである。そんな状況です。
生理的欲求が満たされていない立場の人から見ると、全く理解できない次元でしょう。
学ぶべきポイントは3つ。
以上のことを踏まえた上で
重要なポイントが3つあります。
◯「モノ」で溢れかえる「飽食」の時代。「生理的欲求」と「安全への欲求」は満たされている。という事実を理解すること。ここを刺激しても消費者の心には挿さらない。
◯インターネットが普及して、SNSでの「いいね!」や「シェア」の数で「社会的欲求」や「承認欲求」を満たしたい。個人の人生を自分らしく歩みたい。というステージに世の中は進んでいることを、あなたの周りの情報や状況から感じ取ること。
◯この事実から「◯◯だから安心・安全」ではなく、
「私たちにしかできないことが◯◯◯だから、あなたにとって◯◯◯という素晴らしい価値を提供することができる」というような、時代に合わせたメッセージをきちんと届けることで、ビジネスチャンスが広がってくるということ。
例
体験型の農園で、考え方や土づくりにかける思い。そこに至るまでの物語を含めた世界観を届けることで、共感する人を集めてコミュニティを作る=「社会的欲求」「帰属欲求」
SNSでの情報発信で、多くの見込み客と繋がるゆるやかな関係性の構築=「承認欲求」
人生100年を健康に生きる為の、一歩進んだ情報発信で、学びと成長をサポートする。=「自己実現」
あなただからできる価値を見つけること。
私たちの欲求はいま3〜5段階のレベルにある。
社会貢献、グループやコミュニティ、SNSでの「いいね」「シェア」をヒントに農産物に新たな価値を付加していきましょう。
まとめ
◯今のマーケットの状況を見る視点を常に意識しておきましょう。
◯「モノ」や「サービス」にどんな価値を付加すれば良いのか、他社の商品を参考に、組み合わせてみたり、改善してみたりトレーニングする習慣をつけましょう。
◯現状の農産物や生産方法をマーケットに適応させるアイデアが見つかったら、コストをかけずに出来ることから小さくテストしましょう。
まずはここから。
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